助動詞

助動詞とは

助動詞は、発話者の「想い」「感情」を表現します(意志、義務、許可、推量など)。
ここでは、初歩的な内容は割愛し、心の機微に触れる用法を主に確認しておきましょう。
助動詞を理解すると、話者が「どう感じているか」が見えてきます。


should have p.p.

「…すべきだった」「…だったはずだ」

I should have started studying a month ago, I don’t know what’s got into me…
1ヶ月前には勉強を始めるべきだったのに、わたしったら、一体どうしてしまったのかしら…〈1-14-246〉

I should have known.
知っているべきだった〈1-1-9〉

※この用法は通常「後悔」を表し、直訳は上記の通りだが、この発言はむしろ「予想通り」であることを示唆している。したがって、「そうだろうとも」「やはりいらっしゃってた」などと訳す方が適切。


could have p.p.

「できただろう」「…したかもしれない」

It could have wrapped its body twice around Uncle Vernon’s car and crushed it into a dustbin
蛇は、ヴァーノン叔父さんの車に二回は体を巻きつけて、圧し潰してゴミ箱に変えることができそうだった〈1-2-28〉
※intoは「状態の変化」を表す前置詞


would have p.p.

過去への予想「…しただろう、…したはずだ」

you’d have thought he’d just popped out of the ground.
(あまりに突然、音もせずに現れたので)地面から飛び出してきたと思ったことだろう〈1-1-9〉


might have p.p.

過去への予想「…したかもしれない」

Who knows what the consequences might have been otherwise…
そうでなければ、どんな結果になっていたことか…〈2-18-354〉


will

〈主語の人称に関わらず〉強い意志を表す

Hermione wouldn’t hear of it.
ハーマイオニーは頑として聞き入れなかった〈1-14-251〉


will

現在の習性・習慣を表す

Thestrals will sometimes go for birds
セストラルはときどき鳥を狙うことがある〈5-17-331〉
※根底には、「その方向へ向かう強い力」がある。


may

祈願を表す(May SV)

May you be happy.
あなたが幸せでありますように

may they rot there !
そこで腐ってしまえ! 朽ち果てよ!〈4-30-503〉


can

強い疑いを表す

can this be -?
まさか? 本当に?〈1-5-74〉


can

軽い命令を表す

You can kip under that
それを掛けて寝るといい〈1-4-65〉


shall

運命・神の意志を表す

shallには、神が人をして…なさしめるという、神を前提とした世界観があります。人知を超えた存在を感じさせる響きがあるため、何かを誓約するときや、法律、契約書などのフォーマルな文書で用いられます。

I shall… は、I will… より強い意志を表します。

現代ではあまり使われなくなりましたが、二人称、三人称の助動詞として、You shall have this book.(君にこの本を持たせよう)、He shall go there.(彼に行かせよう)などの用法もあります。

You shall go now
さあ立ち去るがいい〈2-18-357〉
※ドビーが、直前まで主人であったマルフォイに向かって言い放った言葉


should

why、how、whoが前につくと、不可解、意外、驚きなどの感情を表す

Why should he ?
一体全体どうして彼が?〈1-8-150〉